立海D1(仁王柳生)の再結成を願う
今回はこちらのダブルスの二人をまとめてみました。
人気実力ともにコピーキャラの頂点に立つ男。
ペテン師とか呼ばれているが、新テニではちょっと悪戯好きなだけのいい奴。
テニプリの強さバランスを崩壊させた人物の一人でもある。
立海3年 柳生比呂士
仁王くんヤレヤレ系男子。
紳士なのか似非なのかオトメンなのか素性の解釈が分かれるあたり、
彼も立派なペテン師。
関東大会で【入れ替わりダブルス】をして
黄金ペアと読者を見事混乱に陥れたこの二人。
見た目も真面目なメガネくんとダウナーな不良といった感じで
真逆な性質ゆえに相性が良さそうである。漫画のキャラとしても王道の組み合わせ。
もっと彼らのダブルスが見たいものだが
このペアに関しては関東大会の一回きりでそれ以降組まれていない。
それはあまりに勿体無いだろ!
...というわけで今回は、
なぜ彼らのような素晴らしいダブルスが全国で解散となったのか考察しつつ、
仁王・柳生の双方の魅力をまとめたいと思う。
何故全国で二人は解散したのか
幸村復帰で誰かはレギュラー落ちするジレンマ
言わずもがな、一番の大きな原因はこれだ。
幸村復帰でレギュラーの席が一つ減る。
そこで押し負けたのが柳生比呂士、その人なのだ。
目立たないキャラクター性のせい..とお思いでしょうか?
いや、無印柳生は正直めっちゃくちゃ目立っている。
関東大会のダブルスは目を見張る活躍だった。しかも隠れイケメン。
なのにレギュラー落ちしたのだ。
テニプリの世界は厳しいものです。
柳生がレギュラー落ちした理由は?
おそらく柳生の他にレギュラー落ちが危ぶまれたのは
同じダブルス要因のジャッカル。
二人の明暗を分けたのは
ダブルスとしての相方の必要性だ。
ジャッカルの相方、丸井ブン太は前衛に徹し守備はしない、という気ままな性格で
相方が必須なプレイスタイル。
その反面柳生の相方、仁王雅治は全国でイリュージョンを身につけ
もはや自分以上の上位のキャラまでなれるという
完全チートキャラにまで成り上がってしまった。
ダブルスである必要が無くなってしまったのだ。
柳生自身もレーザービーム以外大きな特徴が無かったのも要因の一つだろうが...
強化されすぎた仁王雅治。しかし...
柳生の表情が見えないから成立した【入れ替わり】のペテンが
完全に1人でも出来るようになり、
仁王は立海の3強と並ぶ強キャラにまで生まれ変わった。
しかしその能力の便利さゆえ、彼は四天宝寺戦で白石に敗北した不二復活のために
負け戦に挑むハメになったのである。
不二復活を彩る流れとしては確かに最高の抜擢なのだが...。
後述するが、正直イリュージョンを会得してからの仁王は、
彼らしい飄々としたプレイスタイルから程遠い試合運びを強いられているので不憫だ。
柳生比呂士はもっと輝ける
関東大会で輝いたのは圧倒的に柳生
一撃必殺レーザービームは黄金ペアに返されておらず
また試合中のモノローグも柳生(or柳生に扮した仁王)の方が多いことから
関東大会時ではなんだかんだ、柳生の方が目立っていた。
また、仁王に変装した柳生が、
ちょっと見ないくらいイケメンであることも最大の魅力だ。
イケメン優遇のテニプリの世界...
柳生の目がもう少し見えてたら、違う未来もあったのだろうか...。
最大の見せ場だった海堂との入れ替わり
柳生は試合以外にも大きな見せ場がある。対六里ヶ丘中での
青学、海堂との入れ替わりだ。
当時3強や赤也以外で、青学とここまでがっつり絡んだ立海選手はいない。
正直、オイシイポイントだ。
しかも全国で海堂がレーザービームを放つ流れまであるのだからかなりアツい。
ここまでピックアップされてるのに
本当になんで柳生は試合に出てないの???
個人的には柳と乾の再戦は関東大会で完結していると思うし
赤也悪魔化で乾をミイラ化させるのは最終決戦にはあまりにギャグすぎないか?
仁王・柳生vs乾・海堂の試合を見てみたかったというのが本音である。
(この辺の全国大会のオーダーの話は長くなるのでいずれまた...)
新テニではシングルスで仁王をくだす
新テニ序盤の脱落者決めシングルスで、
柳生は仁王に勝っている。
実力は互角という描写があることから、どちらが勝ってもおかしくなかったとは思うが
柳生相手にオリジナルの状態で挑んだ仁王と
生身の仁王のペテンを見抜き切った柳生、
完全にエモーショナルな試合だった。
やっぱりこの二人最高やん。
柳生は紳士か?ペテン師か?
よく行われる議論かと思うが、
私が思うに、おそらくペテン師。
相方からもこのように評価されている。
参ったぜよ。
お前の方がよっぽど詐欺師じゃき。
また、赤也の悪魔化覚醒のために放った
紳士らしからぬ煽り文句
柳生比呂士は紳士の仮面をかぶったペテン師か?
それとも勝利に非情なだけの紳士か?
クラウザーに朗らかに英語で話しかけたり、
ポエムを読んだり、仁王に茶化され焦ったり
眼鏡セブンでは浮かれてたり
公式番外編では情緒の不安定さが顕著だ。
ある意味本当にペテン師の才能あり。
仁王雅治、強さの代償
出番があっても顔が拝めない
イリュージョンの最大の欠点。
それは出場しているはずの仁王の出番が完全に削られるということ。
正直、この跡部仁王のダブルスに関しては、
跡部が組みたい(お気に入り)ダブルスを仁王が叶えてくれているようなもので、
仁王雅治、案外優しい男なのではないか説が私の中で浮上している。
しかも仁王の顔が見れるシーンになるのは、
イリュージョンできないボロボロの状態になるまで待つしかない。
このダブルスに関してはなんとか勝利した仁王(&跡部)だが...
もはやイリュージョンあんまり関係ない勝ち方なのでそれもまた切ないのだ。
オリジナルでは負けると言い切られる始末
新テニで「オリジナルで戦う」=イリュージョンなしで戦う
という流れになった仁王に真田が発した言葉が衝撃すぎた。
正気かぁ!俺になれ!
手塚になって戦わんかぁーーーー!
いやいや...
こんなん、さすがの仁王も泣くでしょ
仁王雅治のままでは負けると身内から言われているようなもの。
まあ...でも...この試合の仁王は跡部なんですけどね...
(もはや書いてて意味不明だが真実です)
仁王柳生、今後ダブルスの可能性
新テニで日本代表に柳生は選ばれなかったが、
正直、彼の似非紳士的な性格と
仁王が柳生の復活を密かに望んでることから
新テニでも仁王柳生コンビの復活は
ワンチャンあるのではないかと踏んでいる。
このコンビなら、
実は千石が柳生でした〜
実は高校生の一人が柳生でした〜
実は敵国に柳生が潜んでました〜
くらいやってのけても不思議じゃない。
もはや何でもありの世界なのだから。
ペテン師コンビのあっと驚くイリュージョン、是非新テニでもお披露目してほしいものです。